学習工学グループ
バーチャルリアリティで力を体験しよう!
バーチャルリアリティ技術を利用した知的学習支援システムや感性情報処理など幅広く取り組んでいます。
教員
松原 行宏 教授 [E-mail: matsubar'at'hiroshima-cu.ac.jp]
毛利 考佑 准教授 [E-mail: mourikousuke'at'hiroshima-cu.ac.jp]
岡本 勝 講師 [E-mail: okamoto'at'hiroshima-cu.ac.jp]
卒業研究テーマ
知識工学グループでは、以下のような卒業研究を行っています。
知的学習支援システムの研究

バーチャルリアリティ技術を用いた学習支援が近年注目され、
体験を重視した学習において特に期待されています。
力覚フィードバック型インタフェースを用いた身体動作による
体験学習を支援するシステムの開発を行っています。
特に計算機内の仮想環境に表示された物体から力を体験できるシステムを使った
初等力学の体験学習支援に関する研究を進めています。
左図は、上半身の動きをインタフェースに応用したアミューズメント型学習支援システム。(上)
ディスプレイ上のバーチャルリアリティ環境を、協力して操作・体験していく学習支援システム
インタフェースを通じて環境内の力を体験できます。(下)
キーワード:体験学習、協調学習、バーチャルリアリティ、身体動作、学習者モデル、
アミューズメント性
知識再利用,オントロジーと学習支援に関する研究

対象領域の知識を効果的に管理するための知識再利用モデルに関する研究です。 オントロジーの観点から対象に関する知識の記述要素を抽出し、 要素間の関係表現に基づいて知識の再利用を支援する手法の確率を目指しています。 現在、学習教材等のコンテンツを対象にして研究を行っています。 左図は、支援ツールを用いて教材部品から学習教材を設計している様子です。
キーワード:知識再利用、オントロジー、学習教材
ユーザ適応型学習支援システムに関する研究

学習者の理解度にあわせた指導方針を自動的に構築していく学習支援システムや、 より効率的なインタフェースに関する研究です。 学習者と教師および両者のインタラクションに関するモデルを自動的に構築していくネットワークの開発や、 マウスやキーボードよりも自然な動きで操作できるインタフェースの研究を行っています。 左図は、ディスプレイ上でグラフ描画を行っていく学習支援システム。 学習者の状況に応じて適切な指導を、インタフェースを通じた様々な力のかけ方で実現できます。
キーワード:学習者適応、ヒューマンモデル、統計学習、拡張現実感(AR)
感性情報処理、感性工学に関する研究

人間が感じる感性を表現する手法や、感性をもとに具体的なデザインを行う技術、 応用事例として、視覚情報や触覚情報など様々な要因を考慮してデザインを行える 感性工学システムの研究を知識工学をもとに行っています。 左図は、キッチンのレイアウトデザイン支援システム。 インタフェースを通じてレイアウトされたキッチンの天板に触れた時の触感をフィードバックできます。 また、触感によるキッチンレイアウトへの感性の変化も検証しています。
キーワード:感性工学、バーチャルリアリティ,ファジィ推論、触感
グループ紹介
場所および連絡先
場所:情報科学部棟650-657号室
連絡先:教員欄のメールアドレス参照
ひと言
反力フィードバックをはじめとする様々なバーチャルリアリティ技術を用いて、仮想環境での体験による学習支援システムや、 対象の触感もデザインできる感性工学システムなど、新しいシステムの研究開発を行っています。 学部生、院生ともに各自のテーマを持って、日々研究を行っています。