社会情報学グループ
カメラやセンサからの情報を活用し,人に寄り添うシステムを作ろう!
デジタルカメラやWebカメラ,ジェスチャー認識や音声認識デバイスなどが簡単に手に入るようになってきました.
社会情報学グループでは,これらの装置から入手できる情報を活用し,人に寄り添う便利な情報システムの開発に関する研究を行っています.
主なテーマは以下の通りです.
・コンピュータに知的な処理を行わせるための情報解析手法に関する研究
・人が楽しみながら情報探索を続けられるための検索インタフェースに関する研究
・人の知識や感情を視覚的に表現するための情報提示手法に関する研究
教員
梶山 朋子 准教授 [E-mail: kajiyama'at'hiroshima-cu.ac.jp]
岩根 典之 准教授 [E-mail: iwane'at'hiroshima-cu.ac.jp]
今井 哲郎 講師 [E-mail: imai'at'hiroshima-cu.ac.jp]
研究
自律エージェントの行動学習
ロボットなどの自律エージェントは,自身の置かれている状況に応じて最適な行動を選択できることが要求されています.どのような行動を選択すれば最も良いかを学習する手法について研究しています.下の写真は,関連する研究を国際会議で発表したときのものです.

曖昧な情報要求からの探索を支援する検索インタフェース
人と検索システムを直接つなぐ大きな役割を担っているのが,検索インタフェースです.探したい情報のイメージ(情報要求)がぼんやりしている時,どのように情報を探したらよいかをテーマに,変化する情報要求に柔軟に対応できる入力方法や,検索を進めやすい情報の表示方法について研究しています.下の画像は,実際の大学図書館を再現した実空間とキーワード検索で生成された仮想空間を行き来できる図書検索システムと,花の色や葉の形など検索の切り口を組み合わせて植物を探すことができる植物図鑑アプリケーションです.

感情の色彩化と購買行動支援への応用
購買行動において,商品に対する期待度と商品消費後の満足度には,相互関係があるといわれています.期待度が高すぎると満足度は低くなる傾向にあり,悪い口コミが広がる可能性が出てきます.一方,期待度が低すぎると,そもそも商品を購入してもらえなくなる可能性が出てくるため,機会損失につながります.商品が本来の価値で評価できるよう,期待度と満足度を近しくするための第一歩として,購買後の消費者の感情を色彩化し商品パッケージに適用する手法について研究しています.
グループ紹介
場所および連絡先
情報科学部棟661室 (梶山朋子 准教授)
情報科学部棟650室 (岩根典之 准教授)
情報科学部棟662室 (今井哲郎 講師)
ひと言
学生全員がニックネームで呼ばれていたり,不定期に研究室のメンバで小旅行に行っていたりと,学部4年生と大学院生の仲が非常に良い研究室だと感じています.ただし,教員が陰でどのように呼ばれているかは不明です.