学生からの声STUDENT VOICES

学生紹介インタビュー

  • VOICE01河野 友泉 (知能工学科4年)

    いちだい暮らし
    日常と非日常と 不安も寂しさも乗り越えて

    ・変わらない日常
    「おはよう」っと、今日も相変わらず元気に部室のドアを開ける。が、そこに見慣れた顔は一人もいない。さてはいつものところか…。そう思い足早に向かったのは、学生会館。辺りを見回すと…いた、吹奏楽部のいつものメンバーだ。
    一年生の時は、講義以外の一日のほとんどを食堂でみんなと過ごした。リーズナプルな定食を食べたり、課題やテストの勉強をしたり、おしゃべりしたり、そして時々スイーツ。学生会館にも誰もいない時は、語学センター内の自習室に顔を出す。家だとどうも勉強する気にならず…。落ち着いて勉強できる個人プースはありがたかった。三年生後期にもなると午前、午後とどちらも講義が入っているのは週に一回程度。どちらも今ではあんまり使わなくなったな、と学校生活を思い返しながら、今日も車でニ時間の通学ドライプ。交通安全講習会を受講すれば、車通学がOKだなんて、遠距離の私には本当にありがたい。

    ・先生との最適な距離感
    高校時代の先生に「大学は担任がいないから放っておかれるぞ」と言われ続けた。しかし、今は「そんなことないですよ」とぜひ伝えたい。教室で講義を受けたのは一年次のみではあるが、先生は物腰柔らかく、親身になって質問に答えてくれる。想像していたよりも遥かに距離感が近いのだ。特に講義時間以外に質問に答えてくれるオフィスアワーでは、講義内容、テストのみならず進路についてまで、さまざまな相談に載ってもらった。
    そう、一年次は楽しかった。部活にも入り、クラリネットを楽しく吹き、学内イベントでも演奏し、そして友達も多くでき…。

    ・まさかの事態
    楽しかった大学生活を一気に奪っていったのは、今も収束が見えない新型コロナウイルス。ニ年次の講義は全てオンラインとなった。プログラムを作る情報科学基礎実験を毎日部屋のパソコンに向かって受講する日々。時に学校から送られてくる実験キット。開いてみて、大きなキットに驚くこともしばしば。お酒が飲める年齢になったのに、初めての飲み会はオンライン飲み会。一年次に友達とした旅行の約束はそのままに。不安で寂しくて…。
    それでも三年生になってからは、状況が少しずつ好転。前期のグループワークこそオンラインではあったが、後期のCG画像制作なんかは対面。やっとだ。部活も一年ぶり。特に十月に開催された大学祭は一番の思い出。三年生が主体になって動く最後の舞台。これからは一・ニ年生、任せた。

    ・まだ、まだまだ…
    年々早くなる就職活動の波にうまく乗り、四年生になる前にとある企業から内々定をいただいた。「ICT技術でこれからの未来を創造し社会に貢献する」就職活動で自分が軸としていたことの一つ。漠然としているけど、そんな人になれたら、そんな未来を築けたら。
    大学生活残リ一年。どう過ごすべきか企業面接時に聞いてみた。すると「いろいろ楽しんでおけばいいよ」って。そうか。うん、そうだよな。まだやり残したことはある。まだ大学でやれることがある。

    (広島市立大学 CAMPUS GUIDE BOOK 2023より)